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妻が生前の頃、
妻
今日の晩御飯は何が食べたい?
息子
肉!
父
肉は却下で、焼き魚を希望!
冷蔵庫を除きながら
妻
魚がいないねぇ…
父
それなら肉じゃが!
妻
鶏肉しかないねぇ…
肉じゃがに入れる肉は、妻の実家で牛肉、私の実家は豚肉でちょっと違います。
父
グラタンは如何?
妻
面倒だ!
流石の私も…
父
だったら、最初から冷蔵庫の中身を言えー!
となり、その後は妻が献立に悩んだときは冷蔵庫の食材を読み上げるようになりました。
妻
えーっと、冷蔵庫の中に豚肉、納豆、豆腐…
それで出来そうな料理を二人で考えるものの、妻は作るのが面倒になると私を料理長に任命しました。私も大体炒めるか、鍋にして煮込んでしまうだけでしたが…
世の女性たちは家族に晩御飯の希望を聞いても「何でも良い」と答えられるのが苦痛と聞いていましたが、我が家では冷蔵庫の中のものを当てないと妻の欲しい答えにヒットしないために双方が苦痛を受けることになっていました。
まあ、そんなことも今は懐かしい思い出となっています。
こんなことを思い出すと帰ってこないかなーと思ってしまいます。