特別代理人選任の申立て(未成年の遺産分割協議) ②では揃えた書類について説明しました。
今回は書類を家庭裁判所へ提出しに訪ねたことについてお話しします。
セキュリティ・チェックに驚く
私は今回に至るまで裁判所には縁がありませんでした。一度書類の内容確認に行ったときにセキュリティ・チェックが厳しく大変驚きました。飛行機に乗るときと同じ、それ以上でした。金属探知機の下を通り、反応すると飛行場同様全身くまなくチェックされ、持っていたかばんは中身をしっかり確認されました。後々、考えると裁判で原告被告が顔を合わせたときに凶器を持っていれば危険なことになりかねないですね。
手続きに必要な収入印紙、切手は裁判所内の売店にある
二度目に家庭裁判所を訪問した際に正式に書類提出となりましたが、一度目訪問時に特別代理人1名あたり、収入印紙800円+切手940円分が必要となることを聞いていました。郵便局で購入してから行く予定でしたが、すっかり忘れて裁判所内の売店のお世話になりました。
どこの裁判所にも売店で取り扱っているとは思いますが、行く前に確認をお勧めします。
※駐車場が混んでいて敷地外のコインパーキングを使ったのも想定外でした…
いざ書類提出
売店で必要な収入印紙、切手を特別代理人2名分購入して裁判所へ伺います。受付は携帯ショップや銀行でおなじみの画面表示のスイッチを押すと番号が出てくるあれです。人もおらず無機質な感じもしますが、平常心ではなく裁判所へ来る方もいると思うと、対応として間違いではないんだなぁと感じました。
裁判所内は結構混んでいる
ほどなくして呼ばれたものの、家庭裁判所に来る方は様々な事情があるようです。申請に行って座っていると、両隣の空席が埋まり、色々な話が聞こえてきました。姓を変えたい、もめ事がある等々。書類を提出して帰るころには受付には待っている人が5人ほど居ました。ちょっとタイミングがずれていたら同じように待っていたのかと思うとラッキーでした。
書類提出時の確認は必要書類の有無
書類を出す際の担当者は裁判官ではなく事務の若い男性でした。必要書類の有無のみを確認して終わったので10分もかかりませんでした。事前に一度確認に行っていたこともあり、不足書類もなく、無事に終わりました。事情を少しくらい話すのかな?と思っていましたが、拍子抜けするくらい、呆気なく終わりました。
次回は書類提出後、10日ほどして裁判所から届いた「照会」についてお話しします。