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小学生がスマイルゼミを効果的に使うために知っておいてほしいこと

娘が小学校入学とともに始めたスマイルゼミを約3年間続けてきた中で、より効果的な勉強をするために気づいたことをまとめました。

これからスマイルゼミを始めようとする方、現在使っているけど効果が今一つと言う方の参考になれば幸いです。

スマゼミをより効果的に使うポイント

・親子で一緒にタブレットを眺める
・子供と一緒に考える
・子供に説明してもらう

難しいことではありません。

タブレット端末の数少ない短所を補うことで勉強が効果的になるのです。

それは子供自身が「考える」と言うこと。さらに本人の口で説明「アウトプット」させるのです。

今のタブレット端末では問題に対する解答を得るための優秀な解説はありますが、それを「どのように考えれば良いのか?」は書いてありません。子供の読解力でどこまで理解・解釈できるのでしょうか。また、現在の技術力では、タブレット端末が子供の口から説明させることはできません。これらを親が少し手伝うことで学習効果が格段に上がるのです。

自分の口で説明させることによって理解度を深め、親が疑問に思うことは質問し、親子で考えることで子供の地頭が養われるのです。

昔、イチローが所属していた時代のオリックス球団の関係者と話す機会がありました。その方が曰く「ドラフトで指名するのは地頭の良い子です」と。どんなに野球が上手でも地頭が良くないと指名しないそうです。

今の子育て家庭は忙しく、子供と一緒に勉強する時間を捻出するのが大変でしょう。我が家も同じ状況、さらに妻ががん闘病中でしたので、良く分かります。その様な状況で気づいてしまったのです。娘はタブレット端末から繰り出される問題の答え、言い換えると正解を覚えてしまうのです。

スマイルゼミの特徴は「ミッション」として一日当たり4講座が生成され過去の講座もミッションに組み込まれ復習が効果的に行えることです。この復習は問題と解答が同じなので、娘は複数回やったものは答えを覚えてしまっていました。4択は答えを覚え、問題が出た瞬間に解答し正解していました。穴埋め問題でも同様でした。

一か月でミッションとして延べ100~150講座を解答していますが、その内純粋に考えて解答しているのはいくつなのだろうか…

この疑問は、夏休みの宿題「読書感想文」をやるときに顕在化したのです。小学校3年生で初めて読書感想文の宿題が出て、まず本を読みました。そこから、原稿用紙を前にして筆が進まないのです。漢字の書き取りや算数のプリント等はテキパキとこなすのですが、読書感想文は3週間経っても全く進みません。それはそのはず、娘は読書感想文をどうやって書けばよいのか?知りませんでした。それが分かってからは父娘で頑張りました。本を読んだ娘から様々な感想を引き出し、大きな付箋に書き出して並べ、優先順位をつけて構成を考えて読書感想文を仕上げたのです。

スマイルゼミの夏休み特別講座の中には読書感想文のお助けツールがありましたが、娘はそれを自力で消化して読書感想文を書くまでには成長していませんでした。子供である以上、そこまで望むのは難しいでしょう。

スマイルゼミは勉強するにあたり、良く考えられた優れた教材です。しかし、その教材を生かすためには親のかかわりが必要なのです。前述の通り、忙しい親が毎日かかわることは難しいでしょうが、週末の10~15分で大丈夫です。

親子一緒にタブレット端末を眺めてみてください。正解しても、間違っても、子供を褒めてあげてください。自信がつけば、チャレンジすることが怖くなくなります。子供達は自分で難しい問題に挑戦するようになりますよ。

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